田舎暮らしするために
若い世代の都会への流出や少子高齢化は様々な問題を提起しました。
人口減少による地域経済の不振、学校の統廃合、空き家問題等で、これらを解決する方策として、各地で支援策を設けて自治体内への移住を勧誘しています。
田舎暮らしを希望する理由は、子供の健康のため、自分のペースで夢を実現したい、あるいは夫婦の長年の夢をかなえたい等様々ですが、初めての場所でしかも地縁、血縁のない場所ならなおさらのこと、移住には大変な決意と労力が必要です。
それゆえ楽しい田舎暮らしを実現するには各自治体の支援策をうまく利用するのが賢明です。
多くの自治体は、説明会の他、下見ツアーや体験宿泊等で地域の特性を知ってもらうことからはじめ、空き家バンクに登録されている家を紹介し、移住が決まれば引っ越し費用や住宅改修費の一部を支給したり、新しく就農を目指す場合には研修、資金の補助、転職活動の交通費助成、創業・起業の支援や、子育て、教育、医療等各方面にわたって自治体独自の支援策を用意しています。
情報サイトを開設したり、東京など大都市に窓口となる事務所を設置していますから田舎暮らしを希望ならそれらを手掛かりに準備を進めるとよいです。
田舎暮らしで家庭菜園を存分に楽しむ
田舎暮らしの醍醐味とも言えるのが、家庭菜園です。
自分の手で一から作った野菜は、スーパーなどで購入するものとは違って味わい深くなります。
都市部のスーパーやショッピングモールから遠いという理由から、田舎暮らしでは自給自足の精神が養われます。
自宅で栽培することができれば、わざわざ車や公共交通機関で買い物に出かける必要がありません。
家庭菜園で収穫した野菜は、農薬を使わない方法もあるので体にも優しいです。
スーパーに並んでいる野菜は、色や形などを吟味して新鮮な物を購入しますが、自分の家で獲れた野菜であれば新鮮であることは間違いないので、味や栄養素も優れています。
形がいびつな野菜になることもありますが、丁寧に育てたものなので愛着が湧き心も豊かになります。
余った野菜は近所に配るなどして交流を図ることもできます。
田舎では周囲が畑に囲まれていることも多いので、野菜を作ったことがない人でも教えてもらって美味しく育てられます。